リンクも相当の数になってきましたので、常連の方々のためにショートカットをつくりました(2001年9月)
アメリカのポピュラー・カルチャー、わけても音楽を研究しようとする場合、ひとつ厄介なことがありますよね。音楽の場合、映画やTVとは異なって、はるかに「何を言っているのか」(歌詞)がわかり難いのです。特にギャングスタ・ラップなどになると、頭が痛くなります。このサイトは、件のラップも含め、幅広い音楽の歌詞を掲載しているサイトです。ただし、別に怪しいサイトではないのですが、クリックするたびにポップアップ広告がでるので注意してください。
Access Englewood, Englewood Public Library, NJ.
"Labor history is American History"というスローガンで運営されているサイトです。労働史関係の近刊本の紹介や同図書館所蔵のコレクションの検索ができます。とくに未組織労働者の史料が自慢のようです。わたしがイングルウッド周辺の事情をあまり知っていないため、何があるのかは判断つきませんでした。
A Centry of Lawmaking: US Congressional Documents and Debates
大陸会議の議事録や1875年までの連邦議会議事録、約100年間の北米イギリス領植民地〜合衆国連邦政府の議事録がアップロードされています。テキスト・ファイルにしたものではなく、画像として入っています。
1940年代からのポスター広告の画像を集めたサイトです。サーチエンジンもありますし、産業別のコーナーもあり。〈消費文化〉の研究にはとても面白いサイトだと思います。わたしは"Aunt Jamaima"のパンケーキを探してみました。 これには、アフリカン・アメリカンの表象の変遷がモロに出ていますね。
America at Work, America at Leisure, Motion Pictures from 1894-1915
初期のアメリカ音楽・レコード産業のコレクションです。所蔵コレクションの検索ができ、著作権がクリアされているものに関しては、このサイトから複写の申し込みができるようになっています。
American Colonist's Library, A Treasurety of Primary Documents
植民地期からジェイムス・マディソン政権までの一次史料がアップロードされています。とくに植民地期のものが多いのですが、私には少し残念なことに南部に関するものはそれほど多くありません。もっともマディソンやジェファソンは南部出身ではあるのですが…。あっ、ちなみにここのウェブマスターはお金にこまっているそうです。このままだとあと数ヶ月でウェブサイトを閉じてしまうそうで、マスターの著書を買ってくださいとのことでした。サイトがなくなりリンクが切れたら、またここにアナウンスします。
American Memory, the Library of Congress
連邦議会図書館のオンライン文書館です。細分化されたカテゴリーのなかで、面白い!、と思ったものは別途それぞれのコーナーでリンクを貼っていますが、ここが玄関、入り口です。
American Time Capsule, Three Centuries of Broadsides and Other Printed Ephemera
上のコレクションのサブセクションです。出版物の画像を集めたサイトです。ここからさらにサブセクションにわかれ、たとえばその後は女性運動とか、黒人新聞とかの出版物を見ることができます。「見る」ために特殊なソフトは必要ありません。
Bernie Sanders: Vermont's Independent Representative
2名しかいない、民主・共和両党に属さない連邦下院議員の公式ホームページです。数々の市民団体へのリンク、サンダースの政治行動が紹介されています。更新は毎日。サンダースの政治的言動と、グリーン党のネーダーの公約は通底しているような気がするのですが…。
By the People, for the People, Posters from the WPA, 1936-1943, the Library of Congress
WPA 事業のオーディオや写真だけでなく、何と動画もダウンロードできます。
Caficornia Latino Demographic Databook, California Policy Research Center, UC Berkely
話題沸騰中のカリフォルニア州におけるラティーノ/ラティーナ人口の増加・分布に関するデータをグラフ化しているサイトです。数値データもあります。やっぱり、あれですね、21世紀のアメリカ合州国研究者は、スペイン語もしくは広東語ができないとダメですかね。しかし、このデータのクライテリアに関して、ブラック・スタディーズの視点からひとつ疑問。たとえばマルティネス(読賣ファシスト所属)とかソーサ(シカゴ・カブス所属)とかは、ブラックなのでしょうか、それともラティーノなのでしょうか。たとえば彼らが警察官から故意に嫌がらせをされた場合、それは黒人に対するものと理解すればいいのでしょうか、それとも「英語もわからないガイジン」に対するものなのでしょうか?。それとも、このような質問自体が無効なのでしょうか。だとすれば現象として生じた差別事件の原因をどのように特定する術があるのでしょうか。ラティーノ研究者/中南米研究者の方、よろしければゲストブックにでもご意見下さい!
まだスペイン領だった頃から現在までの歴史を、画像つき解説で説明してくれているサイトです。検索エンジンもついています。が、Black Pantherと入れてもヒットしませんでした。Black Pantherの本部はカリフォルニア州オークランドだったのに…
私が修士論文を書いていたころからとてもお世話になっている文書館です。サイトではいわゆる〈新移民〉の概史や現在のコミュニティの様子がスペシャルコレクションとしてアップロードされています。またここには数々の文書史料があるのですが、その検索はこのサイトからできます。ライブラリアンの方はとても親切で優秀な方ばかりなので、メールで問い合わせをすれば的確な指示を与えてくれます。
1870年代から1930年代にかけてのアメリカの都市開発を建築を中心に記録したサイトです。sitesはsightsと掛詞になっています(もうこれはルイーズ=プラットの著書以来ですから、陳腐ですね)。が、cityとは、シカゴとニューヨークのみ、わはは(?)。ふと考えると、1930年代までならば、ほんとうにアメリカ合州国という国はそうだったのかもしれません。
Coca-Cola Television Advertisements
連邦議会図書館のデジタル・ライブラリで、1954年からのコカコーラの広告を見ることができます。日本も同じようなものをどこかがつくって比較なぞすると面白いものがでてきそうですね。
Congress of South African Trade Union
1985年に結成され、ボタ国民党政府を打倒し、アパルトヘイト政策を廃止に追い込むにあたって大きな役割を演じた南アの労働組合のホームページです。おそらく1930年代から40年代前半にかけてのCongress of Industrial Organizationがアメリカ史で果たした役割をもっと大胆に行ったところ、と形容しても問題ないと思います。
凄いのなんのって、タイトルそのもののサイトです。ワシントンの日記がアップロードされているのです。しかもテキスト・ファイルにしたものではなく、画像でおさまっています。まぁ、そのせいで「検索」をすることはできませんが。わたしとしましては、大統領のワシントンではなく、黒人の教育者・指導者のブッカー・T・ワシントンのサイトがぜひできてほしいのですが…。
Downhill Battle -- Music Activism
いわゆるP2Pによる音楽の交換を支援するサイトで、アメリカのレコード産業との法廷闘争が刻々と記されているサイトです。黒人研究者であるわたしとしては、「CDを買うことは、ミュージシャンの利益につながっているのか」という同サイトの提言に惹かれました。
ここは、マーカス・ガーヴィ研究の権威、Dr. Judith Steinがわたしのところにやってきてくださったときに教えて頂いたサイトです。サイトを運営しているのは右派の団体で、その主張にはいつも疑問を持たざるをえません。が、アメリカで研究者たちはこのサイトのリンク集を活用しているそうです。たしかに。全米各地の新聞のみならず、通信社の最新の配信記事まで検索できるこのサイトの利用価値は高いと思います。Dr. Stein は「サイトの主張は無視しなさい」とおっしゃってました。
Eary Virginia Religious Petitions, the Library of Congress
植民地時代のヴァージニアの宗教に関する史料集。請願は全部閲覧できますし、この当時の地図というきわめて貴重な史料もアップロードされてます。
Emergence of Advertising in America, Library of Congress
デューク大学と連邦議会図書館が共同で制作、タイトル通り広告画像を集めたサイトです。何の賞かは不明ですが、"1997/1998 Award Winner"と書かれてありました。個人的には「アント・ジャイマイマのパンケーキ」の広告の変遷が見たかったのですが、見当たりませんでした。今後もこの広告を探して、足を運びたいと思います。
Essays in History, the Department of History, University of Virginia
1990年から最新号までウェブで見られます。引用に関しては同サイト内に指示が掲載されています。論文の応募も可能。
ある種のマスメディアオンブズマンのサイトです。傾向はリベラル〜ラディカル、アメリカの戦争報道の偏向への批判、ブッシュ政権の批判、そして決めつけは、ノーム・チョムスキーによる「テロとの戦争」批判講演の模様が動画で見られます!
Film & Video for American Studies
アメリカ研究のためのビジュアル資料を販売しているサイトです。労働史、黒人史、女性史など幅広いトピックのものがあります。日本でも、大きな図書館が全部買って欲しいですね。
Film Hisotry: An Interdiciplinary Journal of Film and Television Studies
大学と関係のない団体のようでありながら、発行母体はミシガン・ステイト大学です。残念ながら論文を読むことはできず、過去のインデックスからのタイトルのサンプルしかみることができません。が、購読の予約を受け付けているメール・アドレスはこのサイトの書いてあります。
300にのぼる雑誌の記事の検索サイトです。
Franklin D. Roosevelt, Presidential Libraly and Museum
FDRの文書が、ファイルにして数えて1万点もアップロードされています。なかには当然当時の画像もあります。
George Meany Memorial Archives
オンラインでAFLの運動を伝えてくれる画像の展示は行われています。文書テクストは残念ながらありません。
どこにリンクを貼ろうか迷いました。2000年大統領選挙でラルフ・ネイダーは目標の5%を獲得できませんでした。マニング・マラブルら黒人知識人・運動家の援護もむなしく。そこで論評をみると、〈人種〉やエスニシティの問題、アファーマティヴ・アクションの問題に対し、ネイダーは無言だった、ということが批判されてます。この点はアメリカ社会党やアメリカ共産党とは大きく異なります。そこで人権・公民権団体のところではなく、ここにくることに…。選挙戦終わり、遅れながらの登場です。
イギリスを代表する新聞のウェブサイトです。
Guide to Political Sicence Research
政治学に関するリンク集ですが、わけてもマイノリティに関するものが充実しています。
Hanna Arendt Papers, Manuscript Division, Library of Congress
このページの下にあるように、ジョージ・ワシントンやトマス・ジェファソンなどが、議会図書館コレクションの「呼び物」としてデジタル化されるのには納得いきますが、ユダヤ人の亡命知識人としてアメリカで決して歓待を受けたわけではないアレントがこのようなコレクションになっていてちょっと複雑な気持ちです。キーワードなどで、コレクションの検索が可能、複写もこのサイトから依頼できます。
19世紀の歴史では必読の史料、Hapers Weeklyのバックナンバー(!19世紀の雑誌のバックナンバーがあるんです!)を販売しているサイトです。2000年大統領選挙があのようなかたちになったため、2001年7月現在、このサイトのトップページにはティルデンとヘイズの似顔絵が大きく掲載されています。実際にバックナンバーを注文しなくても、カタログをみるように風刺画などは見ることができます。
アメリカ史一般の総合データベース検索サイトですが、その他にもいろいろなプログラムがあります。驚いたことに、あのデイヴィッド・モントゴメリーがウェブをメディアにヴァーチャル授業を行っています!
History News Network, George Mason University
アメリカ史に関する、どちらかというとクイズ問題のようなタイトルの論文(たとえば、"The Top 5Myths About the 4th of July"など)が多数アップロードされています。
19世紀中頃から1970年代ごろまでの風刺マンガと広告の画像がダウンロードできるサイトです。残念ながらウェブページを印刷しようとしても画像は落ちてしまいます。気に入った画像の上で右クリック→画像をダウンロード、そしてダウンロードした画像ファイルを開くという手順を踏んでください。
全米の大都市の文書館のリンク集です。画像が多くアップロードされていて、プレゼンや授業などでのヴィジュアルなアクセントを欲している方にお勧め。
これは面白いサイトです。ドル額と1800年から2001年までの任意の年を選ぶとインフレ換算してくれます。一般の方々が試されてもきっと面白い結果がでるでしょうし、経済史もしくは社会経済史関係の研究に従事されている方には、とても便利なサイトです。
ブッシュ政権の外交・内政の評価を行っているサイトです。というより、「評価するデータを提供しているサイト」と言ったほうが正確ですね。学生のみなさまにお勧めします。いまは「リベラル」などアメリカにはいないので、おそらく「ラディカル」と形容した方が正確でしょう、「ネオコン」には極めて批判的なパースペクティヴで臨んでいます。その批判がデータによって立証されているので、なおさら学生のみんさまにはお勧めです。
International Labor and Working Class History
最新号だけ梗概が読めます。あとは1993年からの号の目次の閲覧が可能。バックナンバー、購読の申し込みもできます。黒人研究関連ではガーヴィ研究の第一人者 Judith Stein が論文をここに発表していました。
名前そのままです。ここで映画が市販のVTRとかDVDになっているのかもチェックできます。
Image of American Political History, the Library of Congress
狭義の〈政治史〉に関連した画像サイト。アメリカ史の概説をするときなど、ここから学生に配布する画像をダウンロードできます。画像の使用にあたっては肖像権に関する規定が書かれてますが、非営利的教育の場で配布するのはまったく問題ないようです。
Japanese American Draft Resisters of the World War II
掲題の通りのサイトです。画像が数点と、その他にも日系民に関係したサイトへのリンクがあります。シカゴ大学内のサイトですが、アジア研究も歴史学も関係ないようです。たぶん University of Chicago Press に関係したものでしょう。
この前のG8サミットでその存在が改めてはっきりとわかった反グローバリゼーション労働組織のウェブサイトです。旧来の労働運動と同じく、オーガナイザーの養成も行っているようですが、その募集をパブではなくウェブでやっているのがいかにも現代の運動らしいところですね。本来、労働史からアメリカ史に接近したものなので、最近そちらへの関心が再び高まり、今後(2001年8月以後)、少しこの団体をリサーチしてみようと考えているところです。
同誌に関して説明は必要ないと思いますので割愛。最新号に限り、論文・書評をウェブ上で読み、ダウンロードすることができます。
Journal for MultiMedia History
ウェブ上の学術雑誌です。ポイントはJounal of ではなく、Journal for になっているところにあります。さまざまなメディアを駆使した論文が掲載することを目的としているところで、メディア研究誌ではありません。なかに写真のギャラリーもあります。占領期の日本や、20世紀初頭のアメリカの炭坑など、白眉のものが…。
AFL-CIOの活動を報告しているサイトです。戦後の同組織会長のなかでは、もっともラディカルなジョン・スウィーニーを後援し、労働運動・労働問題に関する啓蒙活動をしているサイト。
労働に主題とする現代芸術のサイトです。結構、なかには面白いものがあります。と、わたしが言うところを見ると、いわゆる「プロレタリア芸術」ではないことは明らかですね。その逆にやっぱりアメリカのサイトだなぁ、と思わされるはずです。
La Guradia and Wagner Archives, La Guardia Community College
ニューヨークが生んだ歴史にはっきりと名を残す2名の政治家の文書館のサイトです。ドキュメントに関しては検索ができるだけで、閲覧することはありません。が、画像はかなりのものがアップロードされています。
A-Z Lyrics Universe と同じく、英語の音楽の歌詞を掲載しているサイトです。特に、ヒップホップ関連のものが目立ちます。
ここもA-Z Lyrics Universe と同じく、英語の音楽の歌詞を掲載しているサイトです。
ヴァージニア州立図書館のウェブサイト。コレクションの検索まではできますが、オンラインで閲覧できるものはありません。
Movie Collection: Internet Image Archive
映画画像がそのままアップロードされています。WindowsMediaでもQuickTimeでも閲覧可
National Election Studies, University of Michigan at Ann Arbor
1948年から1996年までの連邦議会、大統領選挙にかんするデータベースです。そのうち、2000年の大統領選挙にかんする強烈なデータがアップロードされるでしょう(でも、大統領は変わらない、変える手続きが存在しない)。使用検索は無料(よっ、太っ腹!)
ニューディール期の画像のコレクション。他にも既刊の研究書・論文の一覧、他のニューディル研究サイトへのリンクがあります。
ニューヨーク市ではなく州の古文書館なのでこちらにしました。経済関係の統計は、ちょっとファイルが重いのですが、かなり詳細なものが見られます。文書史料の検索エンジンもあり。
New York Times 150th Anniversary, 1851-2001
『ニューヨーク・タイムス』紙創刊150周年記念の同紙公式サイトです。
サイトのマストヘッドはカール・マルクスの明言、"Human Power is its own end" です。左翼系のオピニオンサイトで、ひと月一回更新。ホワイト・ハウス垂れ流しの情報だけしか伝わってこない場合、このような場は貴重です。
ここは便利です。カリフォルニア州のなかにある文書館史料を全部データベースにしていて、その所在、さらにはボックスやファイルナンバーまでの情報を入手することができます。
非政府団体ですが、人種別や国別を初め、各種の人口統計を掲載しているサイトです。実に幅広いイッシューをカバーしています。
Portraits of the Presidents, the National Portrait Gallery
ジョージ・ワシントンからビル・クリントンまで、歴代大統領の肖像画がみられます。各大統領にかんし、短い寸評がついています。アンドリュー・ジャクソンなど、その政権の治世がさまざまな視角から切り刻まれているものなど、その模様を寸評に反映できず、なかには、こりゃおかしいぞ、という寸評もありますが、アメリカ人のperceptionを理解できる、と考えれば、それもそれなり面白いサイトです。
Private Passions, Public Legacy
ヴァージニア大学内のサイトで、植民地時代からヴァージニアの名門だったメロン家の個人コレクションがアップロードされています。奴隷制期のヴァージニアやトマス・ジェファソン関連の資料多数
Prosperity and Thrift, the Coolidge Era and the Consumer Economy 1921-1929
1920年代のアメリカに関する統計資料、写真などがあります。
1860年のダグラスvリンカンvブレッケンリッジvベルの大統領選挙から、1884年のクリーヴランド当選の選挙までの史料を集めたサイトです。南北戦争から再建期に興味のある方にお勧め。1860年の四つ巴戦の選挙ビラの画像をみると結構面白いです。〈人種カードを切る〉というネガティヴ・キャンペーンはこのときにすでに始まっていたんですね。
環境問題や医療問題を主に調査しているNPOのサイトです。2004年大統領選挙ではラルフ・ネイダーを支持。
イギリスの各種統計を集めた、一種のポータルサイト。運営はエッセックス大学
Rear View Mirror, Automobile Images and American Identities, California Museum of Photography
タイトルの通り、車に関する画像のサイトです。ロードムーヴィーが好きな方、またケルアックのOn the Roadなどが好きな方(これが好きなひとはロードムーヴィが好きか?)にお勧め。スプリングスティーンの歌で取り上げられた、アメリカ自動車産業の斜陽の象徴、キャディラック・ランチの画像も当然入ってます。
Research Society for American Periodicals (RSAP)
アメリカで発刊された雑誌のデータベース。全米のリサーチ大学のウェブサイトで閲覧が可能になっているものにリンクを貼っています。ひょっとすると高いお金を払ってコピーしてもらうなら、ここで入手できるものがあるかもしれません。
Samuel Gompers Papers, University of Maryland
メリーランド大学所蔵のゴンパースの文書のインデックスの検索ができ、複写を申し込むことができます。その他、ゴンパースが会長を務めていた頃のアメリカの労働者階級(移民社会?)の模様を収めた貴重な画像がアップロードされています。
Strikes!, the University of Washington
1919年のシアトルでのmaritime union の大規模ストライキに関する論文・研究所の紹介が掲載されているサイトです。ストに関する1次史料も、数は少ないですが、アップロードされています。
ニューディールから第2次大戦までの学生運動に関するドキュメントを集めたサイトです。団体それ自体としてよりは、わたしのような60年代研究家にはSDSの前身団体として知っていたStudent League for Industrial Democracyに関するものや、いろいろとアップロードされています。当時のオーラル・ヒストリーもあれば画像もあり。驚きだったのはROTC反対運動は、60年代が初ではなく、2次大戦のころよりあったみたいです。ならばどうして60年代の社会党はSDSの気持ちがわからなかったのか疑問に思えてきました。
ヴァンダービルト大学のサイトです。サイトの案内によるとテレビ・ニュースの世界最大のコレクションだそうです(NYUや連邦議会図書館のより大きいのかなぁ?)。検索エンジンもありますし、複製のオーダーもウェブからできます。公民権運動の研究では、マスメディアのことを無視できないので、いずれわたしはお世話になりそうです。
Thomas Jefferson Papers, the Manuscript Division, Library of Congress
ついにこんな時代になったんですね。ジェファソン文書のかなりのものがすでにアップロードされています。紙媒体のものとはことなり、語で簡単に検索ができるなんといっても最大の利点。でも"negro"と"slave"で試しに検索してみたら、嫌になるほどの史料がピックアップされました。人間、一生のあいだに読まれるものは限られているつぅのに。
Unheard Voices: Women, Enterprise & Society, Baker Library, Harvard Business School
ハーヴァード大学ビジネス・スクールの図書館のコレクションのなかで、女性起業家/女性労働者の史料を紹介しているサイトです。ビジネス・スクールのサイトですから、どちらかというと起業家の方に力点があります。史料自体の閲覧はできませんが、詳細な内容説明付きのコレクション検索ができます。
Walter P. Reuther Library, Wayne State University
多くの労働組合が黒人を排除していた時代、先進的に黒人の組織化にのりだし、公民権運動全盛時には、特にキングのSCLCを通じて多大な資金的・人材的援助を行っていた全米自動車労組(UAW)、その最盛期のときの会長、ウォルター・P・リューサーの名前を冠した文書館です。UAWはもちろん、さまさまな労働組合のコレクションのカタログが閲覧できます。そのカタログも微細なインデックスまでウェブ上で確認できます。ここまでウェブがしっかりしていると、現地でのリサーチが楽になりますねぇ。
デトロイトのダウンタウンにある大学出版局のHPです。土地柄、UAWを中心とする労働史の出版物が多数あり!。ちなみに同大学は、モータウン本社から歩いて5分くらいのところにあります。
World Popullation: A Guide to the WWW
単なる人口に関するものではなく、人口動勢学に関する史料へのリンクを集めたサイトです。ですから当然、アメリカへの移民の記録・史料へのリンクが多数紹介されています。
World Trade Organization (WTO)
このサイトでは、反グローバリゼーションを掲げている組織のリンクをかなり貼ってきました。では、グローバリゼーション推進の中心組織のリンクをここに貼っておきます。