ブログ更新
これまで、ライブドアブログを借りて運営していおりましたこのコーナー、自作ブログに完全移行しました。ブックマークやお気に入りの登録をされている方は、改めて新規登録をお願いします。
また、メインサイトでの更新履歴も、こちらのブログに掲載することにしました。気張らずに更新の頻度を上げることを、これからは目指していきます。(過去の更新履歴)
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また、メインサイトでの更新履歴も、こちらのブログに掲載することにしました。気張らずに更新の頻度を上げることを、これからは目指していきます。(過去の更新履歴)
トップページを更新しました
連載「リズム&ブルーズの政治学」の既発表の項のいくつかを改訂しました。
改訂した部分には〈UPDATE〉のロゴをつけています。
Google AdSenseに参加しました。
サイトマップのデザインの少し変更しました
ずいぶんと長い間、新エッセイの発表が遅れてもうしわけございません。新エッセイを現在執筆しているなかで、過去のエッセイのリンクや内容等々、かなりの部分を修正しました。ほぼすべての部分に修正を加えております。メジャーな部分は、インデックスで、UPDATEのバナーを貼っております。
近々、新エッセイをアップロードしますので、どうかまたご訪問下さい。
アフリカン・アメリカン研究 /ブラック・スタディーズリンク集のなか、アフリカン・アメリカンおよびアフリカ文化関係のサイト、を更新しました
以下のリンク集を更新しました
リズム&ブルーズの政治学のなか、
7-3 「オックスフォード・タウン」ーージェイムス・メレディスのミシシッピ大学入学
を改訂しました。
長い間、この項を執筆したのを最後に、新しい項を執筆することができませんでした。何をどこまで語ったのかを、最近、確認しました。それも既に終わりましたので、近々、最新項を公開する予定です。
このサイトにおける時事エッセイのページの基本的方針は、このブログと同じです。
ブラックカルチャーに関心のある人に向け、いち早く情報を提供することにあります。
ところが、エッセイコーナーを立ち上げたとき、ブログツールは未開発だったのですが、いま現在、徐々にエッセイをここに移動し、サイトの「統合」をはかっています。(「統合」は、こんな簡単なことでも、かなり労力のいるものです)。
したがって、しばらくサイト内での記事が重複することがありますが、何卒、ご寛恕ください。
このブログを開設して以後、どんどんBBSの存在意義はなくなりました。
他面、BBSへのリンクスパムの書き込みが急増しています。
このブログのコメントを利用すれば、BBSと同様のコミュニケーションができるので、思い切ってBBSは廃止することにしました。
去る9月22日、東北大学で開催された日本アメリカ史学会年次大会にて報告を行いました。
夏のリサーチ、続けてすぐの報告とたてこんでおりましたため、ブログの更新がなかなかできませんでしたが、学会報告のハンドアウト、発表原稿はウェブサイトに掲載しております。
こちらをご参照ください。
なお、発表原稿は読み口調にあわせてつくりましたので、文語としては妙なところに読点がアル可能性があります。何卒ご寛恕ください。
業績一覧を更新しました。
2008年3月、ひと月に2つの業績発表。それぞれ別々に進んできたものですが、取りあげている事象やテーマには関連性があります。
ひとつは大学紀要に発表した論文。2007年9月、アメリカ史学会年次大会のシンポジウム「公民権運動再考」で行った報告を加筆修正をして、大学紀要に発表しました。タイトルは:
「長く暑い夏」再考 ── 60年代黒人ラディカルズの想像力と
都市暴動に関する一考察」『山口大学文学会志』第58巻、63-89頁
いまひとつは、60年代の一次史料集として学術的考察にも使い得るイラスト集、『ブラックパンサー エモリー・ダグラスの革命アート集』
パンサー党の史的意義は前者で論じています。後者でそれを確認してくだされば、とても嬉しく思います。なお大学紀要論文は、そのうち本務校のサイト内で公開されます。公開されれば、本ブログの親サイトの業績一覧にリンクを貼り、そのことはここで告知します。
ここのところ、ほんとうに間歇的な更新しかできず失礼。
明日よりミシガン大学アフロアメリカン・アフリカン研究所に研究員として留学するため、あれこれときわめて多忙な日々を過ごしていました。
さて、この留学は、もちろん研究者としての成長のため。
それだからこそ、渡米後はこのブログは頻繁に更新します。
タイミングもよく、大統領選挙も五輪後にはいよいよ本選に突入。私見、ならびに印象論では、共和党候補が誰であれ、また民主党候補が誰であれ、内憂外患の現状では共和党候補が勝つということはあり得ないと思っていますが、果てしてどうか?
ジャーナリスティックな分析ではなく、史的な分析を加えていきたいと思っています。
「ブログを再開する」とここで宣言しつつ、それでいて一向に更新ができなかった。さて、この間、わたしはデトロイトから州際間フリーウェイで1時間ほどいった街にあるミシガン大学に引っ越した。引っ越し直後、民主共和両党の党大会があり、それをいろいろと考えるなかも、引っ越しに伴う日常生活上のごたごた、さらには入国管理に伴う書類等々のことで忙殺され、今日まで更新が遅れてしまった。申し訳ございません。
今度こそ、本気で再開する。
早速本題に入り、わたしが現在住んでいるミシガン州。ここは今回の大統領選挙での「激戦州」battle ground statesのひとつであり、この州の行方が選挙結果を左右するとも言われているところにあたる。そこにわずか1か月だが、住んで肌身で感じた実感を、伝え始めてみることにする
ところで、ブラッドレー効果という言葉は、日本のマスコミは伝えているだろうか?。ブラッドレー効果とは、1982年のカリフォルニア州知事選挙で起きた現象のことを指し、一般的には世論調査の高い黒人への支持率は「割引」して考えるべきである、ということを意味する。
この年、ロサンジェルス市長を数期務めたトム・ブラッドレーという黒人政治家が、カリフォルニア州知事に立候補した。黒人居住区、もしくはゲトーを地盤に人口統計上の多数派を形成できる都市の選挙、さらには小さな選挙区からなる下院議員とことなり、州全体を選挙区とする連邦上院議員や州知事(ブラッドレー効果はヴァージニア初の黒人州知事、ダグラス・ワイルダーに因んでワイルダー効果と呼ばれることもある)、さらには大統領選挙では白人への訴えかけにいかに成功するかが、黒人候補の当落を決定する要因となる。ロサンジェルス市長を務めたブラッドレーは、市の政治のなかですでに白人からの支持を取り付けており、カリフォルニア州知事になれる有力な候補だと目されていた。そして実際、選挙戦中の世論調査では終始彼の優位が伝えられていた。ところが実際に票を開けてみると、彼はあっさり落選してしまった。つまり世論調査の数字は彼への支持を大げさに伝えていたのだ。
では、なぜこのような現象がおきたのであろうか。その答えは、ポスト公民時代の人種関係の有り様と強い関係がある。公民権運動が、「人種主義は悪」ということ、「人種的偏見をおおやけにするのは恥ずかしいこと」という感覚を拡めることに成功したことと関係があるのだ。なお、1960年代初頭までのアメリカ南部では「黒人は差別されて当然の劣った人種である」と公言してはばからない人物が多くいた。それはこう述べることがむしろ高い識見を持っているとみなされるとんでもない制度が存在していたからである、公民権運動が砕いたのはこの制度だ。公民権運動の勝利後、この様相は一転する。事態はこうなったからだ。
電話での世論調査がこう訊いてきたとする。「あなたは黒人差別をしますか?」。これにいま「はい」と答える人間はよほどどうかしている。本当は差別をしつつも、見知らぬ他人には「いいえ」と答えるのが当たり前だ。あとで「面倒」がおきるのも防げるし。とすると、選挙戦のときに訊かれる質問
「人種がこの選挙に影響を与えると思いますか」。これは困った。黒人ならばこれに「はい」と答えても人種主義者だとは言われない。しかし白人だったらどうだろう。そして電話の声のイントネーションが黒人のように聞こえたときは一体どうする。人種関係だとわかりにくい方がいるかもしれないので、思い切って、ジェンダーで置き換えてみてみよう。女性が電話で訊いてきた。「女性に首相を務める能力があると思いますか?」あなたは女性の電話の声の主に「いやありません」と言えるだろうか。
つまり、1982年の選挙戦で世論調査の対象となった人びとのなかには、「ブラッドレーへの不支持は、〈わたしは破廉恥にも人種主義者です〉と言うに等しいと考えて、彼への支持を世論調査のときに表明したひとが少なからずいたのだ。ところが、選挙を投票するとき、誰もその行為を覗くものはいない。秘密投票は民主主義の大前提だから。
その結果、本選挙での逆転が起きた。少なからずの人が、「黒人知事」の誕生を怖れていたのである。
ミシガン州での最新の世論調査、デトロイトニュースでの調査では43%対42%でオバマがリード(全国では、9月21日のギャラップ調査、49%対45%)。これはブラッドレー効果を考えるとマケインがリードしているに等しい。
わたしの住んでいるアナーバーはフラッグシップ校の所在地であり、大学街のご多分に漏れずリベラルな街で知られている。もとよりここはアメリカの学生団体、SDSの発祥の地だ。わたしの周りには、したがって、マケイン支持者などどこにもいない。デトロイトにリサーチに行っても事情は同じ。日本ならば、ほとんどが自民党支持者のなかでいつもバカにされている社民党支持者がひとりくらいいるものだ。それがそうでない。マケイン=ペイリンの選挙戦は病的なまでに憐れである。そう思えるのもわたしがいる場所が影響しえいるのだろう。わたしがいる場所が、そう思って安全だと言ってくれているのだろう。これはとても不気味である。
研究業績のページを更新しました。今年度に入り更新していませんでしたが、9月までの新しい業績は以下のとおりです。
6月1日にアメリカ学会年次大会にて報告
「ポスト公民権時代の「人種」と政治〜新しい黒人政治家と公民権運動家の相剋を中心に」
を行いました。
このときの報告の内容は、その時点では拙速だと思いながら、言い得るかぎりのことを言ったつもりです。それを振り返ってみて、未だ訂正すべきところは見あたりません。強いていえば、「ポスト公民権時代」を「ポスト人種時代」にしたいところ。
8月には訳書
マイケル・エリック・ダイソン『カトリーナが洗い流せなかった貧困のアメリカ〜格差社会で起きた最悪の災害 』
を公刊しました。
おくればせながらまとめて報告します。
2005年以来、実質的変更ならば2003年以来初めてプロフィールを更新しました。
以下のページを更新しました。
http://www.fujinaga.org/sitemap/index.htm
http://www.fujinaga.org/japanese/works/index.htm
2014年のこれまでの業績をアップデートしました