あれから10年…
昨日、「あの日から10年」関連のテレビ特集をみていてつくづく思った。
アメリカは確かに変わった、と私も思う。ところが、報道のトーンは、テロ直後の変化から、この10年間まるで何も変わっていなかったかのよう…
08年にもう一度変わった「はず」でした。しかし、「チェンジ」をもたらすはずだった、その期待を一身に集めた人は、相変わらず"[We are] E Pluribus unum, out of many, we are one"の「マントラ」を繰り返すばかり。正直、だんだんうんざりしてきた。
彼の当選は、経済環境が極めて悪いときに起きたと言う意味で、そして保守派の組織的「巻き返し」がその後隆盛を迎えたという意味で、73年のデトロイト市長選のコールマン・ヤングや、93年のニューヨーク市長選でのデイヴィッド・ディンキンズの当選とタイミングが良く似ている。しかし、否、だからこそ、もっと何かできただろう、と思う今日この頃。