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バラク・オバマは何を起こしたのか? ── グラスルーツをみてみよう!

先のエントリーで少しばかり「過激」なことを書いたので、ではわたしが集めたもので「バラク・オバマが何を起こしたのか」を示そう。

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上の写真(クリックで拡大)は、昨年の秋のミシガン州アナーバーにある大学の光景である。ここでは、08年の大統領選にマイク・タイソンを!という突拍子もないことを言っている。

さて、この写真は今年の秋、タイソンがなんとオバマになった。こちらをご覧ください。

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ここでシニカルな人間はこう言うだろう。

「へへ、単に学生が最新の流行に乗っただけなんじゃないの?」

ちがいます。ぜったいにちがいます。

流行に乗せるだけで大統領選に勝てるなら、それは楽なもの。そりゃ、安いよ。そう思っている人、次の大統領選挙の顧問にでもなって、大学生票獲得の戦略を練ってください。

バラク・オバマは、本気だったから、タイソンを応援するような政治をシニカルに見る人間を大きく動かしたのです。そしてそれをかなり前から狙って行ったのです。

しかし、通信社や新聞社のアメリカ駐在記者、きちんと仕事をしなさい。眠気眼でみたCNNの内容をそのまま本社にメールするんじゃありません。街の人の声を聞いてください。というと、この人たちは、「街の人の声を聞いているCNNの放送」を配信するんだろうなぁ、きっと。

それをこれまでのオバマの著述と勝利演説とを解説することを通じて論じてみよう。では、これから「バトルグラウンドからの報告」に続き、新しいシリーズ「オバマ演説を読んでみる」を始めることにする。

グーグルでのヒット数を上げるのを狙っているようなものになって気恥ずかしいが、「We need a fudamental change not only of policy but also politics of our past ── バラク・オバマが目指す政治」とでも題して、新シリーズを始める(もちろん、そのほかのことも書きますが…)。

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コメント (1)

 「ブラック・ワールド」は、ジャズ関係の資料集めでエレイン・ブラウンのことを調べているうちにたどり着きました。以来、ずっと拝読させていただいています。

 オバマ勝利演説の内容も、日本の報道では、はっきり伝わっていないのでは?と、感じていたら、このページに明快な解説が載っていて、膝を打ちました。

 これからも、記事を楽しみにしております。ありがとうございました。

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2008年11月10日 11:39に投稿されたエントリーのページです。

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