1976年以来の民主党候補の圧勝でこの大統領選挙は終わりました。
後日、改めて解説しますが、バラク・オバマは強烈な勝利演説をしました。
アメリカ市民のみなさん、ありがとう。あなたたちは、ブラッドレー効果が云々と言っていた「識者」を見事にあざ笑い、「世界」が誇りに思える人物を立派に選択してくださいました。投票ができなくて悔しかったのですが、トマス・ジェファソン、フレデリック・ダグラス、エイブラハム・リンカン、マーティン・ルーサー・キング、そしてマルコムXすら想起させる一連の「アメリカ的思想」を立派に胚胎する人物が大統領になれるのは、あなたたちの選択があってのことです。
バラク・オバマは、よく考えてみれば、これまでつねに過小評価されてきた人物です。そんな疑念に負けず、聡明な選択をしたあたたたちの勇気ある選択に「おめでとう」と言いたい。そして、そんなあなたたちを「世界市民の同胞」として生きるわたしは、この時間、このひと時、この一瞬をあなたたちと共有できたことをとてもとても誇りに思います。
ミシガン州では投票したものに"I Voted"と書かれたシールが配られていた。それを貼っている人びとの顔にははっきりと誇りがあった。全米でそのような光景が見られたにきっと違いない。
現時点、ここでわたしが最終的な注目のの場と述べた南部2州、ヴァージニア州をオバマが獲得した。ネットワークテレビがオバマに当確を宣言したのは、それから10分も経たないあいだだった。
牧師を務めているという白人の方から、こんな話を聞いた。
Rosas sit down, Martins walk, Obamas run, then, our children are gonna fly!
政治プロセスを通じて人びとのスピリットを高めること、これは公民権運動そのものである。それを目の当たりにして、驚き、そして正直、うらやましいと思った。
最後に今日、この日に一言。だから昨日言っただろ、ブラッドレー効果は選挙の帰趨を差配する規模では起きないって!!!