下に書いた『ニューヨーク・タイムス』の記事を補完する証言がみつかった。
23歳の北アフリカ「系」フランス人曰く。
「書類のうえではわたしたちはみんな一緒なんです、でももし名前がモハメドだったら、どんなに高い学歴をもっていても、空港で荷物を運ぶ仕事に就くのが良いところなんです」。
現在暴動の最中にあるフランスの都市郊外では、失業率が30%以上に達するという。
そのなか、パリ近郊のオルネー市の助役はこう公言した。
「プレイステーションのゲームをしていればいいのに、本物の警官を攻撃してきているんです」。
30%の失業率といえば、ほぼコミュニティ全体が慢性的失業にあると言っても過言ではない。そのようなコミュニティの家庭「みんな」にプレイステーションがあれば良いのだが…。
フランス大革命を思い出さずにはいられない。有名な逸話だが、パンを求めている群衆にマリー・アントワネットはこう言ったとされている。「あら、パンがなければケーキでも召し上がれ」。