昨年NAACPの会長を勇退したばかりのクウェイシ・ムフーメが、イラク戦争をベトナム戦争にたとえ、米軍の撤退を要求する反戦演説を行った。
彼は、かねてからの噂どおり、来年の中間選挙でメリーランド州上院議員に立候補しようとしている。
このような動きは、ウィスコンシン州の民主党上院議員ラッセル・フェインゴールド、ネブラスカ州の共和党上院議員チャック・ヘーゲルらの反戦の動きに鼓舞されたものであることはまちがいない。というのも、ブッシュ再選直後のムフーメは、かなりホワイト・ハウスに遠慮していたからである。
上院議員候補を決める民主党予備選挙の第一ラウンドは現地アメリカで9月12日。日本の総選挙の翌日であり、あの「テロ」からまるまる4年を閲したときである。