非政治団体として免税特権を与えられているにもかかわらず政治活動を行ったとして、国税庁から特別査察の対象とされたNAACPが、やっと反撃を開始した。
NAACPは、問題となった政治行動ーー会長によるブッシュ批判ーーは7月であったのにもかかわらず、査察開始の公表は選挙3週間前であり、したがって政治的意図があったとしか判断できないと主張。「NAACPの努力により有権者登録をしたものを威嚇する政治的行為」だと批判している。
国税庁はこの批判は根拠がないと反論。
2004年選挙の争点となったオハイオ州は、NAACPのみならず、ブルース・スプリングスティーンも、活発に反ブッシュの政治活動を行ったところ。彼ら彼女らの支持者は本当に投票所に足を運べたのだろうか、そして投じた票は数えられたのだろうか。
なお、NAACPの主張は、黒人の連邦下院議員も支持している。