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シカゴ警察の大失策

シカゴ警察がこのほど大失策をした。

アメリカでは、人種故に刑事捜査の対象になることをracial profilingと呼ぶ。それは、数多くの公民権団体やリベラルな政治団体、人権団体から批判の対象になっている。

この度、シカゴ警察は、メキシカン・アメリカン居住区で車を運転していた2人組の黒人を逮捕した。逮捕の理由は、逮捕の時点では明かされなかった。

このとき、逮捕されたひとりの男性が警官にこう叫んだらしい。「あんたら、何やっているんだ、コイツはジェシー・ジャクソン牧師の息子なんだぞ」。

これで警官の態度は一変した。免許証のチェックで、本当にジャクソンの息子であることが判明すると、「この辺りの治安は良くないので、その注意のために引き止めたんだ」と答えたらしい。

ところが、それ以前に、2人組は、壁に手をつかせ、足を拡げるように命令され、ボディ・チェックをされていたのである。

なお、このとき、2人が乗っていた車の車両登録証は、有効期限切れから2か月が経っていた。警官はそのことに気がつかなかった。ジャクソンの息子自身が「落ち度があるとすれば、登録証だけだった」と「自己申告」をしたらしい。

取り締まるべきところは取り締まらず、禁止されている捜査方法を実施、シカゴ警察は大失策をおかしてしまった。

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2004年12月13日 23:19に投稿されたエントリーのページです。

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