公民権政策にもっとも重要なポスト、司法長官が交代した。
反アファーマティヴ・アクション、反妊娠中絶、人間は神が創ったと信じているキリスト教原理主義者ジョン・アッシュクロフトが辞任。後任にはラティーノのアルバート・ゴンザレスが指名され、いま上院での承認を待っている。
しかし、キリスト教原理主義者からラティーノへの交代を、ブッシュ政権の「性格」や「路線」が変わったと考えるのは早計にすぎるだろう。なぜならば、ゴンザレスは、ジョージ・W・ブッシュがまだテキサス州知事だった時代から法律顧問を務め、わたしがこのウェブサイトで批判したシャカ・サフォア死刑囚の死刑執行を実施に移させた人物にほかならないからだ。
ゴンザレスの法的判断は一貫して保守的なものである。
上院の審査では、サフォアの件を含め、彼が政治的意図で法律の精神をねじ曲げてきたことをしっっかりと調査してもらいたい。