14日付けの『ニューヨーク・タイムス』によると、前の大統領選挙で多くの黒人票がカウントされなかったフロリダの選挙制度改革はまだ終わっていないらしい。問題は以下の2点。
(1)タッチスクリーン式にするのだが、投票をした事実のハードコピーはどこにも残らない。したがってデータの改竄も極めて容易にできる
(2)多方面から批判を浴びた犯罪の前科のあるものから投票権を奪うことについて何一つ改善はなされなかった。
なお、(2)の件については、連邦公民権委員会が公民権法違反の疑いがあるとして調査を開始する模様。