深南部初の黒人市長となったメイナード・ジャクソン(Maynard Jackson)元アトランタ市長が亡くなってから、6月23日で一年が経過することになる。この16日、そのジャクソンを讃えるランプがアトランタに建立された。
場所は、アトランタの随一の大通り、ピーチトゥリー・ストリートと、同市の黒人居住区の中心街、オーバン・アヴェニュー(故マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの生家が面している通り)の交差点。同市における黒人の政治力の伸張を物語るには絶好の地。
故ジャクソンがこのような「象徴」を喜んだかどうかは甚だ疑問だ。なぜならば、彼は、名だけの「黒人の進歩」よりも実質の生活の向上を目指した急進的黒人政治家として名を博していたからだ。