イェー!、正義のハリケーン、イリノイ州で吹く!
なぜだかわかりません、たぶん世間的に「問題」をルポするというスタイルをとっているからでしょう、このコーナーの調子は暗いものでした。しかし、イェー!、正義のハリケーンがイリノイで吹きました。キリスト教の黙示録的世界観が強い影響を及ぼしていた南部公民権運動の運動家ならば"Thank Lord!"「主に感謝します」と言うかもしれません。が、わたしはここで、"Praise the Governor of Illinois, Goerge Ryan"「イリノイ州知事ライアンを讃えよ!」と叫びます。叫びます。叫びます。
TBSの6時のニュースでも紹介されていましたし、すでにご存じの方もいらっしゃると思います。しかし、本当に彼が任期中の最後に下したことはすばらしかった。その決断とは何か。171名に上る死刑囚を無期懲役に減刑すること!!!!。
そうです、このコーナーのエッセイをお読みくださっている方々はもうピンときているでしょう、彼がもし3年前のテキサス州知事だったならば、無罪の可能性の高い、獄の世界しかしらない黒人青年の死刑はなかった。でも、イリノイ州知事、ジョージ・ライアンは、シャカ・サフォアの論争などを全部踏まえた上で、イリノイ州の死刑囚に恩赦を言い渡したのです。なぜか?。